「インドにこんな日本製があったらいいな」〜日本製の勝機を探る〜
みなさん、こんにちは!株式会社インド代表の大野理恵です。
日系企業のインド進出プロジェクトを現地で推進するディレクターとして、インドと日本を行き来する毎日を過ごしています。
現場で事業を動かしていると、ふとした日常の場面で
「あぁ、ここに日本のあの技術や製品が入ってきたら、世界が変わるのに……!」
と強く感じる瞬間がたくさんあります。
今回は、私が日々現地で痛感している「インドにこれがあったら最高なのに!」という日本製品について、リアルな体験談を交えて書いてみたいと思います。
1. 【梱包・紙製品】なぜか臭う!?インドの紙類と日本製の圧倒的な「無臭・高品質」
まず真っ先に挙げたいのが、「梱包資材・紙製品」です。

インドで買い物をした時や、レストランで食べきれなかった料理を持ち帰りにしてもらった時、渡される紙袋を手にして「……ん?何か臭うぞ?」と思った経験が何度もあります。
原因を探ってみると、犯人は食べ物でも自分の手でもなく、なんと「紙袋そのもの」なのです。
そう、なぜかインドの紙類は独特の匂いがします。
お店で渡されるショッピングバッグや持ち帰り用の紙袋
荷物の輸送に使われる段ボール箱
日用品であるティッシュペーパーやトイレットペーパー
原因は製造工程の水質なのか、再生紙の処理プロセスなのか定かではありませんが、とにかく「紙が臭う」のがインドではデフォルトになっています。
もちろん、現地のインド人たちがこれを気にしているかと言えば……おそらく慣れ親しんだ匂いなので、必要性すら感じていないかもしれません。
ですが!ここに「無臭で丈夫、手触りも良い日本製の紙・段ボール技術」が入ってきたらどうでしょうか?
特に高級ブランドのショップ、衛生面を気にする飲食店、精密機器を運ぶ物流現場など、「臭わない・破れない・高品質な梱包」は、一度体験すれば絶対に後戻りできない潜在ニーズになるはずです。
2. 【包装・包材】服に飛び散るケチャップとベタつくハニー!日本の「どこからでも切れる技術」が救う日常
食品や日用品のパッケージ技術においても、日本の「ものづくり」の細やかさは圧倒的です。
インドの飲食店やデリバリー、ホテルの朝食で出されるケチャップやハニーの小袋。これには基本的に「切り口」がないか、あってもフィルムが伸びてしまって手では一切切れません。

手で引きちぎろうとして、服にケチャップが飛び散る
無理に開けようとして、ハニーで手がベタベタになる
結局、ハサミを使うか歯で噛み切るしかない
現地の人たちはハサミを使ったり、手慣れた様子で噛み切ったりしてやり過ごしていますが、ここに日本の「マジックカット(どこからでも切れる加工)」や「力いらずで綺麗に開くフィルム技術」が導入されたらどうでしょうか?
外食チェーンやホテル、食品メーカーにとっても、「開けやすくて手が汚れないパッケージ」は他社との大きな差別化になります。単なる包材ではなく、「ストレスフリーな体験」を提供する日本の包装技術には、巨大なインド市場でまだまだ膨大な伸びしろがあると感じます。
3. 【建具・サッシ・断熱材】日本製サッシ導入と建て付け技術の向上
現地あるあるとして、エアコンをガンガン回しているのに、なぜか部屋が冷え切らない。原因は「窓やドアの隙間」の場合があります。サッシの建て付けが甘く、スキマ風ならぬ「スキマ熱風」と「ホコリ」が常に室内に侵入してきます。
ここで欲しいのが、日本の高気密サッシや遮熱塗料、気密パッキンなどの建材です。
ただ、製品以上に「施工・取り付け技術」の向上が不可欠だということ。インドの建築現場は細かな立て付けの荒さが目立ち、どんなに良い製品も雑に取り付けられれば性能を発揮できません。
だからこそ、「高品質な製品」と「日本の確かな施工ノウハウ」をセットで持ち込むことに大きなチャンスがあると感じています。

電気代が高騰しているインドで、「日本の気密・断熱技術を入れるだけでオフィスや工場の電気代が30%下がる」となれば、日系企業だけでなく現地の大型ビル開発デベロッパーにもものすごい刺さるはずです。
おわりに:現地人が困っていない場所にこそ、日本のチャンスがある
「現地の人たちが困っていないなら、市場はないのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、かつて日本製品が世界を席巻したように、「それまで知らなかった圧倒的な快適さや品質」を提示して新しい標準を作ることこそが、ものづくり日本の真骨頂です。
インドの現場で「ちょっと臭うな……」「すぐ破れるな……」と格闘している一人のPMとして、日本の繊維会社さん、梱包・製紙メーカーさん、包装資材メーカーさんのインド進出を心からお待ちしています!
ご興味のある企業様は、ぜひ株式会社インドの大野までお声がけください(笑)。
現地で一緒に新しい市場を作りましょう!
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