【仕事の金言】めっちゃ電話するインド人との付き合い方

Feb 14, 2025By Raful M
Raful M

みなさん、こんにちは!インド人のラフルです。
今日から、「インド人と仕事をするための金言」をシリーズにてお届けします。

我々インド人と仕事をする日本人の方よりよく訊かれる質問などを踏まえ、コミュニケーションや円滑に業務を推進する方法をお伝えできればと思います。

なぜインド人は電話が多いのか?

インドのビジネス文化において、コミュニケーションは非常に重要な要素です。特に、日本人が驚くのは「とにかく電話が多い」こと。メールやチャットよりも、直接話して確認したいという文化が根付いています。しかし、日本では「まずメールで概要を伝え、必要なら電話」というスタイルが一般的なため、頻繁な電話に戸惑う人も多いでしょう。

そこで今回は、インド人との仕事で電話の多さに悩んでいる方へ、うまく対応するためのポイントを紹介します。

信頼に足るのは即電話で話すこと

直接話すことが信頼につながる
インドでは、ビジネスにおいて「信頼関係」が最も重要視されます。顔を合わせることがベストですが、それが難しい場合は「声を聞く」ことで信頼を深めようとする文化があります。そのため、電話を頻繁にかけてくるのです。

テキストよりも口頭での確認を重視
インドではメールやチャットでのコミュニケーションは一般的ですが、「確実に伝わっているか不安だから電話する」という考え方が強いです。また、読解力の違いや言葉のニュアンスの違いもあり、テキストよりも直接話す方が誤解を避けられると考えられています。

すぐに回答が欲しい
インドのビジネスでは、スピードが求められる場面が多く、「メールの返信を待つより、電話で直接聞いたほうが早い」と考えられています。特に、急ぎの案件や決断を求められる場面では、電話が優先されます。

頻繁な電話にどう対応すべきか?

ルールを決める
インドのビジネスパートナーや同僚と仕事をする際には、あらかじめ「緊急時以外はメールで」「重要なことはミーティングで」といったルールを設定しましょう。

例えば、

・非緊急の連絡はメールまたはチャットでお願いする
・事前にアポイントを取ってから電話をする
・急ぎの用件は短時間で終わらせる
といったルールを共有しておくと、無駄な電話が減るかもしれません。

出られないときの対応を明確にする
インドでは「電話に出ない=関心がない」と受け取られることもあります。そのため、出られないときは必ずメッセージを残しておくのがベターです。

例: "Sorry, I am in a meeting now. Please text me, and I will call back later."

また、相手が電話をかけてきた理由をチャットで確認し、必要なら後ほど電話をする、という方法も有効です。

短時間で済ませる工夫を
インド人の電話は、長くなりがちな傾向があります。そのため、あらかじめ話すべきポイントを整理しておき、短時間で終わらせる努力をしましょう。

例えば、

・電話の最初に「今日は◯◯について話したい」と明確に伝える
・無駄話に流されず、要点に集中する
・「あと5分で次の予定がある」と時間制限を設ける
といった工夫が有効です。

インドのビジネス文化を尊重しながら対応する

頻繁な電話がストレスになることもありますが、単に「うるさい」と感じるのではなく、「彼らにとっては信頼構築の手段なのだ」と理解することが大切です。日本人とインド人のコミュニケーションスタイルの違いを認識し、うまく対応することで、円滑なビジネス関係を築くことができます。

ポイントまとめ:

インド人は信頼関係を重視し、電話を好む傾向がある
ルールを決めて、不要な電話を減らす工夫をする
出られないときは必ずメッセージを残し、フォローする
要点を整理し、短時間で終わらせる努力をする
相手の文化を尊重しながら、柔軟に対応する

まとめ

インドでのビジネスは、日本とは異なる文化や価値観に基づいています。「なぜこんなに電話が多いのか?」と疑問に思うのではなく、「彼らのコミュニケーションスタイルの一部なのだ」と理解することが大切です。適切な対応策を講じることで、ストレスを軽減しながら、良好な関係を築くことができるでしょう。

今後、インドのビジネス文化をより深く理解し、スムーズなやり取りができるよう、試行錯誤しながら適応していきましょう!

*インド市場へ興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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