【仕事の金言】インド人の結婚式は超長い、覚悟しろ!
みなさん、こんにちは!インド人のラフルです。
今日から、「インド人と仕事をするための金言」をシリーズにてお届けします。
我々インド人と仕事をする日本人の方よりよく訊かれる質問などを踏まえ、コミュニケーションや円滑に業務を推進する方法をお伝えできればと思います。
結婚式はマラソン!基本は3日間以上
インド人の結婚式に招待されたら、まず最初に心の準備をしておくことをおすすめします。なぜなら、インドの結婚式は「とても長い」からです。日本のように数時間で終わるシンプルなものではなく、1日どころか3日、さらには1週間続くことも珍しくありません。
では、なぜインドの結婚式はこれほど長いのでしょうか?どのようなスケジュールで進行するのでしょうか?そして、参加する際の心得とは?インドの壮大なウェディングの世界についてご紹介します。
インド結婚式の基礎知識
インドの結婚式は、宗教や地域によって異なりますが、一般的に「プレ・ウェディング」「ウェディング本番」「ポスト・ウェディング」の3つのパートに分かれます。
① プレ・ウェディング(結婚前の儀式)
この段階からすでにイベントが始まります。代表的なものをご紹介します。
メヘンディ(Mehendi)
新婦の手や足にヘナで美しい模様を描く儀式です。ヘナが濃く染まるほど、夫との愛が深まると言われています。
サンギート(Sangeet)
新郎新婦の家族や友人が集まり、ダンスと音楽で盛り上がるパーティーです。まるで映画のワンシーンのような華やかさです。
② ウェディング本番(結婚式)
結婚式当日は、伝統的な儀式が続きます。
バラート(Baraat)
新郎が馬や象、時にはリムジンに乗って花嫁の家へ向かいます。途中、親族や友人が音楽に合わせて踊りながら同行し、お祭りのような雰囲気になります。
誓いの儀式(Wedding Ceremony)
ヒンドゥー教では「サプタパディ(Saptapadi)」という儀式があり、新郎新婦が聖火の周りを7周回ることで正式に夫婦と認められます。宗教によって儀式の内容は異なりますが、どれも時間がかかります。
③ ポスト・ウェディング(結婚後の儀式)
レセプション(Reception)
結婚式が終わった後も、まだ終わりではありません。親族や知人を集めた豪華なパーティーが開催され、新郎新婦が正式に夫婦として紹介されます。
とにかく人が多い!
インドの結婚式は、ゲストの人数が桁違いに多いことで有名です。数百人なら少ないほうで、多い場合は数千人が参加します。招待状をもらっていない人でも「知り合いだから」という理由で参加してくることもあります。
「新郎新婦と話せるかな?」と心配する必要はありません。むしろ、どこにいるのかわからないくらいの大混雑になることもあります。
踊れないと楽しめない!?
インドの結婚式では、とにかく「踊る」文化が根付いています。特にサンギートやバラートでは、ゲストも一緒に踊るのが当たり前です。知らない曲でも、恥ずかしがらずにリズムに乗ってみると、より楽しめますよ。
食事は豪華!でも注意点も
インドの結婚式の料理は、ビュッフェ形式が一般的です。北インドならスパイシーなカレーやナン、南インドならドーサやライス系の料理が並びます。ベジタリアンメニューが多いですが、最近はノンベジ(肉料理)も増えています。
注意したいのは「食べすぎると動けなくなる」ことです。3日間の長丁場なので、初日に食べ過ぎないよう気をつけましょう。
「時間通り」は期待しない
招待状に「午後7時開始」と書かれていても、実際に始まるのは8時、9時、場合によってはもっと遅くなることもあります。「時間厳守」の概念はあまりないので、焦らず気長に待ちましょう。
まとめ
インドの結婚式は、とにかく長く、賑やかで、エネルギッシュです。最初は圧倒されるかもしれませんが、一度体験すると「もう一度参加したい!」と思う人も多いようです。
インド人社員を雇用されている経営者の方は、上司という立場のため必ず式へ招待されます。その際に、どのように参加しどの程度滞在すれば良いかなど当該社員の方へ事前確認をしておいた方が良いでしょう。
もしインド人の友人から招待されたら、覚悟を決めて楽しんでくださいね!
*インド市場へ興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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