【インド法人設立豆知識】企業のネーミング設定について
インド進出を検討している日本企業の皆様、こんにちは!
今回は「インド法人設立における企業のネーミング」についてご説明します。
「企業名はどうすれば良いのか?」「何か決まり事があるのか?」
という質問をよくいただきます。
いくつか押さえておきたいポイントがあるため、これから現地法人の企業名を蹴ってされる場合は参考にしてください。
企業名の基本要件
独自性: 企業名は他の既存の会社名や商標と同一または類似する名前は付けられません。可能な限りオリジナリティのあるネーミングを用いると良いでしょう。
事業内容との関連性: 企業名は会社の主要な事業内容を反映させる必要があります。
例えば、貿易事業を行う場合、〇〇Tradingという文言をつけたりします。
法的形態の表示: 企業形態に応じて、名前の末尾に以下を付ける必要があります。
非公開会社:「Private Limited」
公開会社:「Limited」
一人会社:「OPC Private Limited」
有限責任事業組合:「LLP」
ほとんどの場合、非公開会社に該当するかと思います。社名の後に必ず、〇〇Private Limitedをつけることになります。
禁止事項と制限
禁止語句: 「Bank」「Insurance」「Stock Exchange」などの特定の単語を使用する場合は、関連規制当局の承認が必要です。
政府関連の印象: 政府の後援や関連を示唆する名前は避けるべきです。
例えば、「National」「Union」「Central」「Federal」「Republic」「President」などの単語を含む名称は、政府の関与を示唆する可能性があります。
一般的な地名: 大陸、国、州、都市名のみの使用は許可されません。
「Asia Limited」「Europe Corporation Private Limited」「Germany Limited」「India Private Limited」などの設定は許可がおりません。
外国企業の子会社: 外国企業の子会社の場合、親会社の名前に「India」や州名、都市名を追加することが可能です。
「Go to India Private Limited」「〇〇 Trading India」などです。
名前の選び方のヒント
創造性を発揮: 独自性のある、記憶に残る名前を選びましょう。
文化的配慮: インドの文化や価値観に配慮した名前を選ぶことも重要です。
将来性を考慮: 事業拡大の可能性を考慮し、柔軟性のある名前を選びましょう。
商標検索: 名前を決める前に、商標検索を行い、既存の商標と衝突しないことを確認しましょう。
また、同様のネーミングがすでに存在したり、他社事例などを見たい場合は、
こちらのサイトなどで検索すると良いでしょう。
Company Name Search
MCA Chech Company/LLP name
名前の承認プロセス
Step 1 候補名を2つまでに絞り決める |
Step 2 MCA(企業局)のリザーブシステムに登録申請する |
Step 3 企業名をSPICe+フォームのPart-Aに記入 |
Step 4 申請した名前が却下された場合、他候補で再申請 |
Step 5 申請完了後、18日以内に登記申請を完了する |
まとめ
インドでの企業名の選択は、法的要件を満たしつつ、ビジネスの本質を反映させる重要なプロセスです。創造性を発揮しながら、MCAのガイドラインに従うことが成功への鍵となります。適切な企業名を選ぶことで、インド市場での強固な基盤を築くことができるでしょう。
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