【仕事の金言】日本とインドはかなり一緒!宗教から紐解く共通点

May 26, 2025By Raful M
Raful M

日本とインドはひとつなぎ!日本はヒンディー教なの?

ナマステ&こんにちは!
インドと日本、地理的には遠く離れていますが、実は「宗教」を切り口にすると、意外なほど共通点がたくさん見えてきます。
今回は、そんな“日本とインドの意外な近さ”を、宗教や文化の視点から紐解いてみたいと思います!

仏教の源泉を理解すれば2国の共通点が見つかる

Dattatreya trimurti  Hindu deity statue in Grand-Bassin Temple, Mauritius Island, Indian ocean

みなさんご存知の通り、仏教はインドで生まれました。ガウタマ・シッダールタ(お釈迦さま)が始めたこの教えは、やがて中国を経て日本に伝わりました。
つまり、日本の仏教のルーツをたどれば、必ずインドにたどり着くんです!

仏教がつないだ日本とインド
仏教が日本に伝わったことで、両国の間には文化や思想、芸術など、さまざまな交流が生まれました。日本の仏像や寺院建築には、インドのデザインや技法が取り入れられています。

仏教経典の翻訳や学問の交流も盛んに行われ、日本の僧侶がインドに学びに行ったこともありました。そのため、仏教の教えや儀式は、日本の社会や芸術、日常生活にも深く根付いています。

仏教の根本思想にある“共通点”
仏教の根本には「輪廻転生」や「因果応報」といった、インド独特の世界観があります。この考え方は、ヒンドゥー教にも共通していて、インド社会の根っこにある価値観でもあります。

日本に伝わった仏教も、こうしたインド的な思想を受け継ぎながら、日本独自の文化と融合して発展しました。
たとえば「ご先祖様を大切にする」「自然や命を尊ぶ」といった価値観は、仏教を通じて日本人の心にも深く根付いています。

神話や文化にもインドとのつながり
実は、日本とインドの神話にも共通点があるんです!
日本の天照大神とインドの太陽神スーリヤのように、似たような神様や物語が存在します。また、自然や動物を神聖視する文化も、両国に共通しています。

宗教の共通点から生み出す相互文化の類似点とは

Photographing rain-wet hydrangeas with a macro lens

日本では、インドという国に対してあまり馴染みがなく、どこか遠い存在に感じている人が多いかもしれません。しかし、インドのヒンドゥー教と、日本の神道や仏教とを比較してみると、共通する起源や価値観が数多く見られます。そうした類似点に目を向けることで、インドという国をより身近に感じられるようになるでしょう。

1. 多神教の国民性
インドといえばヒンドゥー教、日本といえば仏教や神道。
どちらも「多神教」が根付いている国です。インドのヒンドゥー教は、ガネーシャやシヴァ、ヴィシュヌなど、神様の数は3億とも言われるほど多彩!日本の神道も、「八百万(やおよろず)の神」と言われるように、自然や身の回りのあらゆるものに神様が宿るという考え方。

つまり、「神様は一人じゃない」「多様な神様がいていい」という価値観が、どちらの国にも根付いています。
この“多様性を受け入れる心”が、インド人と日本人の柔軟さや寛容さにつながっているのかもしれません。

2. 生活に根付く宗教行事
インドでは、ディワリ(光のお祭り)やホーリー(色のお祭り)など、宗教行事が生活の中心にあります。日本も、お正月の初詣やお盆、お祭り(祭礼)など、宗教的な行事が日常の一部ですよね。

どちらの国も、「宗教=堅苦しいもの」ではなく、「家族や地域で楽しむ年中行事」として自然に受け入れられています。
この“宗教のカジュアルさ”も、インドと日本の共通点です。

3. 融合と寛容の歴史
インドは、ヒンドゥー教、仏教、イスラム教、キリスト教など、さまざまな宗教が共存してきた歴史があります。
日本も、神道と仏教が長い歴史の中でミックスされてきました(神仏習合)。

「違う宗教があっても、対立するより共存しよう」という姿勢が、どちらの国にも根付いています。
この“寛容さ”が、現代の多文化社会にも活きているのではないでしょうか。

4. 形より「心」を重視
インドの宗教儀式も、日本の仏教や神道の儀式も、形式より「心のあり方」や「感謝の気持ち」を大切にします。
たとえば、インドのプージャ(お祈り)は、豪華な儀式でなくても、家でシンプルに行うことが多いです。
日本の神棚や仏壇も、日々の感謝や祈りの場として、特別な日だけでなく日常的に大切にされています。

5. “輪”を大切にする文化
宗教行事や祭りを通じて、家族や地域の「輪」を大切にするのも、両国の特徴です。
みんなで集まり、食事を分かち合い、笑い合う――。
宗教が“人と人をつなぐ役割”を果たしている点も、実はとても似ています。

まとめ:遠くて近い、日本とインド

宗教というと、つい「違い」に目が行きがちですが、実は“多様性・寛容・心を大切にする”という共通点がたくさん!
インドと日本は、宗教を通じて「違いを認め合い、共に生きる知恵」を育んできた国同士と言えるのではないでしょうか。

もしインドの宗教や文化に興味が湧いたら、ぜひ現地のお祭りや寺院を訪れてみてください。
きっと、「あれ、日本と似てる!」と感じる瞬間がたくさんあるはずです。

それでは、また次回!

*インド市場へ興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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